伝統工芸について
● 伝統的工芸品の意義は?
我が国には、歴史と風土に根ざした伝統的な原材料を使い、伝統的な製法で作られた生活用品が数多く存在します。伝統的工芸品は、国民生活に豊かさと潤いを与えると共に、地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に役立つものです。
そこで国(経済産業省)は昭和49年に「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」を定め、一部改定をおこないながら、現在に至っています。
我が国には、歴史と風土に根ざした伝統的な原材料を使い、伝統的な製法で作られた生活用品が数多く存在します。伝統的工芸品は、国民生活に豊かさと潤いを与えると共に、地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に役立つものです。
そこで国(経済産業省)は昭和49年に「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」を定め、一部改定をおこないながら、現在に至っています。
● 伝統的工芸品とは?
上記の「伝産法」にもとづいて、経済産業大臣が指定するのが「伝統的工芸品」です。主な要件は以下のとおりです。
(1)主として日常生活に供されるものであること
(2)製造工程の主要部分が手工業的であること
(3)伝統的技術・技法によって製造されるものであること
(4)伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられていること
(5)一定の地域で産地形成していること
「伝統的」とはここでは100年以上の歴史を有すること、また産地形成とは、その製造地域内で、10企業または30人以上の従事者がいることを意味します。
弊社が製作しております「大阪泉州桐箪笥」は、この伝統的工芸品に指定されています。
● 伝統工芸士とは?
伝統的工芸品は、その製作の主要過程が手づくりであり、高度な伝統的技術によるものであるため、製作方法を習得するためには、長い年月が必要です。そこで財団法人伝統的工芸品産業振興協会は、昭和50年以来、「伝統工芸士認定試験」を行い、合格者を「伝統工芸士」として認定しています。
「伝統工芸士」とは高度な伝統的技術を身につけた製作者の証であり、もちろん弊社の松本巨直、先代社長の松本直起、ともにこの資格を取得しています。